■ 育児最中 雑想ノート |
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075 幸せのフレンチトースト | ||
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最近公開している映画で、どうしても見たい映画がありました。 X−MEN です。 3作目になるこの映画、1作目から見てきた者としては、前作の続きがどうなっているのやら気になって仕方がなかったのです。 それは妻も同じ思いでした。 そこで、映画を見にいくときの我が家の方法。 それは、至極簡単で、1週間ずつ見にいく日をずらすのです。 見た直後に感想を言えないでいるのはちょっとつらいけれど、結構いい方法だと思います。 X−MEN の感想は、まだ公開中ということもあって、ここではくわしく書かないでおきますが、昔見た映画の中で心に残っている映画の一つに 「クレーマー・クレーマー」 があります。 公開は1979年だから、当時の僕は10才。 もちろん小学生の僕が、町に一つの映画館にその映画を見に行けるわけもなく、テレビの映画番組で見たのでしたが、子ども心に分かりやすい展開と、年の近い男の子が出てくるので、男の子に気持ちを重ねながら、終わりがどうなるかドキドキしながら見たことを覚えています。 ある日、お母さん(メリル・ストリープ)が、「自分を取り戻す」と言って、家を出て行ってしまいます。 残されたのは、お父さん(ダスティン・ホフマン)と、7才になる息子。 お母さんに家のことは任せきりだったお父さんの苦労がここから始まります。 慣れない家事に息子の送り迎え。 拘束される時間の中で、以前のように仕事をすることも出来ず、成功を逃してもしまいます。 でも、そんな苦労を乗り越えていく中で、今まで以上の親子の愛情が生まれてく様子が描かれていました。 映画の中で、そんな父親と息子の生活を象徴的に描いているのが、フレンチトーストでした。 はじめはあまりに手際が悪く、不細工な出来上がりなのですが、それがラストに近づくにつれ親子二人で作るとてもおいしそうなフレンチトーストになっていくのです。 この 「クレーマー・クレーマー」 。 妻とか母としてではなく一人の人格として生きる事を選んだ妻に共感する女性は多いことと思いますが、子どもの頃この映画を見た僕は、父親と息子が愛情を育んでいった過程が至極納得でき、息子のお父さんを好きになっていく気持ちに共感を覚えていました。 さて、我が家でもフレンチトーストをよく作るのですが、この頃は映画のシーンよろしく、息子たちも一緒に作りたがるようになりました。 長男の卵を割るところ、泡だて器でまぜるところ、パンをしたしてフライパンに入れるところをよく見ている次男も、じきにできるようになってしまいそうですが、ワイワイ言いながらつくる朝食は、とても楽しく、おいしいのです。 |
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(2006.10.21) |
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