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 育児最中 雑想ノート

036 長野県立子ども病院の一般診療導入について
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今日の新聞に、県立子ども病院の一般診療導入を田中知事が打ち出したことについて、県医師会が反対を表明した、という記事が出ていた。

反対理由はいくつかあげられていたが、その中で 「小児科の一般診療の96パーセントが風邪などの感染症であり、難病治療の小児患者に感染する恐れがある。(朝日新聞)」 というところが気になった。

うちの息子がお世話になったときも、
患者さんへの感染症を心配して面会は両親のみだった。

うちの息子が子ども病院に救急車で運ばれて、すぐに手術をすることになったとき、母親は出産したばかりで動けなかったので父親一人が病院についていった。
初めて聞く病名に不安な僕に、主治医の先生、手術をしてくださる先生、看護師の方、麻酔の先生と、かかわりのある先生方全員が、病気と手術と、手術に伴うリスクをとても分かりやすく説明してくださった。
また、先生方や看護師の方々の子どもたちへの接し方もとても穏やかで明るく、安心して子どもを任せることができた。

手術後の通院でも、子どもの嫌がる診療をしなければならないときも、ユーモアたっぷりに子どもを笑わせて、気持ちを和ませてくれていた。

全国から優秀な先生方が集まってきてくださっているということに、ただただ感謝だった。

命にかかわるような病気になり治療が必要な子どもたちと、その家族が安心して入院、治療をしていかれる病院というのは、やはり生活圏の中で必要だと思うし、県に一つとはいえ、そんな子ども病院を持つ長野県が誇らしく思いさえした。


突然方針転換を表明した県の説明がどのようなものであり、田中さんがどんな考えを持っているのか、しっかり聞き取っていかなければと思う。


(2006.4.16)


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北の子星だより
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