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 オープンシステムの家づくり  〜 Image & Plan 〜

031 丈夫な家を建てるために 〜間取り〜
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「田の字は構造的に強い。」
西岡さんの言葉です。

丈夫な家を建てるためには、間取りも大事な要素になってくるようです。
今回は間取りについての考察です。


建物全体としての強さも大事ですが、建物の中での強さのバランスも同じように重要な要素です。
いくら耐力壁を入れたからといって、それが偏っていると地震の時には軽い方(耐力壁の少ない方)が大きく揺れて、そちらから崩れていき、建物が倒れてしまうのです。
専門的には、偏芯によるねじれ運動、というのだそうですが、考えてみれば当たり前のことでしょう。

「田の字は構造的に強い。」
というのは、真ん中にを通しておき、田の字型に前後左右に部屋割りをしていく。
こうすることで強さのバランスがいい家をつくることが出来るというわけです。

  



それから、間取りに関係してについてです。
柱には通し柱管柱というものがあります。
通し柱というのは、木造2階建ての1階と2階をひとつづきの一本の柱としたものです。
管柱は、1階と2階で切れている柱。

柱を通し柱として、1階と2階の柱の位置をそろえておくことで建物の一体化を図ることができます。
通し柱にして1階と2階の間取りをそろえることを考えるのはけっこうめんどくさそうなことなのですが、建物全体としての強さには有効です。

simple is the best な家をめざしたほうがいいようですね。


生活の動線を考えた暮らしやすさと、建物の強度。
そのバランスをよく考慮していきたいと思います。


(2006.12.1)


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