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 オープンシステムの家づくり  〜 Image & Plan 〜

024 家づくりのこだわり
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前回、「021 家族一人ひとりのこだわり」 で家づくりの一人ひとりの希望を洗い出し始めてみましたが、家そのもののつくりにたいしても、僕なりのこだわりがあります。

ハウスメーカーに家づくりを頼むのではなく、おじさんをはじめ職人さんに家づくりを頼むというのも、僕の中のこだわりを一番実現させてくれそうだ、そのために一緒になって考え、知恵を出し合ってくれる、と思えたから、ということもあります。


土地探しをしてくる中で、実感として分かったことがあります。
それは、真新しい更地、造成地として作った土地を買うというのではなく、古い家屋を取り壊して更地にした土地を買うという場合、家屋取り壊しの費用を考えなければいけない、ということです。

今回、売買契約を結んだ土地は、売主の方が売れたお金で家屋を取り壊してくれる、という条件があったので、その費用について心配をするということはありませんでした。
しかし、数多く見てきた物件の中には、年をとり、長年住んできた場所を売ってから息子夫婦のもとに行きたい、というお宅もありました。
そこは、中古の住宅として売りに出ていたのですが、一番困るのは当の建物です。
土地の価値は高いところにあるのだけれど、築20年、30年もしている建物に資産価値はない場合がほとんどだからです。
新しい買主が住むにしてもリフォーム代が高くつく。
更地にするのでは、家屋の取り壊し代が高くつく。
結局、気に入った土地だったのですが、価格的に折り合いがつけられるようなものではなく、さっぱりとあきらめることになりました。

木造家屋を取りこわす場合、業者の方に聞いたり、本を読んだりしたところによると、100万円から200万円かかるそうです。
それが鉄骨の建物の場合には、500万円から、となるそうです。

これから先、将来のことを考えたときに、家の修理、リフォームの必要が出てきたときに、家を部分的にでも壊せば処分代、片付け代は高くつくものになってしまう。
何十年して家を取り壊す(家を建てる前からそんなことを考える人も珍しいと思いますが・・・)時には、今のゴミ問題のことを考えても相当難しい問題になってくるものと思います。



子どもや孫たちといった次の世代に負荷をかけるような家づくりはしたくない。



それが一番のこだわりです。

今の生活を気持ちよく過ごすためにも、次の世代に負荷をかけないためにも、工法や材料で一番いいものは、自然素材を使うことだと考えています。
では、そんな工法にはどんなものがあるのか、自然素材とはどんなものがあるのか、ということについて、これから少しずつ書き留めていきたいと思います。



(2006.11.27)


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