home kita no neboshi dayori







 オープンシステムの家づくり  〜 Image & Plan 〜

017 大きさを決める規制は
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

土地を手に入れる算段がようやくついて、いよいよ家づくりの計画に入ることができます。
一生に一度(たぶん)建てる家なので、どんな家にしたいか、夢が広がってしまいますが、はじめに敷地(土地)に対して、どれだけの大きさの家が建てられるか見ておきたいと思います。


自分の土地であっても、自由に家が建てられる、というわけではありません。
建築基準法というのがあり、この法令で認められている範囲で、ということになるのです。



まず、用途地域ですが、これは第一種低層住居専用地域となります。

となりの敷地に十分日が差し込み、明るい住環境をつくれるように、と規制が厳しい地域です。

そのため、建ぺい率は40%容積率は60%となります。
(建ぺい率、容積率の説明は、「008 土地の評価をしてみると」を参照ください。)

敷地の面積が78.89坪なので、1階部分の建築面積は最大で31.56坪となります。
そして、容積率60%ということから、1階と2階の床の総面積は47.33坪ということになります。


この数字どおり、1階31.56坪の 2階15.7坪の 家を建ててもいいのですが、
1階、2階それぞれ約24坪の総2階としてもいいのです。


   


凸凹した建物は、その分造りが複雑になり、職人さんの手間も材料もかかるので、割高な建物になってしまいます。

総2階のようなシンプルな建物は、通し柱や梁などの構造がシンプルで、材料が少なくすみ、1階の屋根がいらないなどの理由でローコストな家にすることが出来ます。


そこらへんのことも頭に入れて、構造、間取りを考えていかなければ、です。


(2006.11.22)


まえへ
          つぎへ




 家づくりmenu

北の子星だより
  kita no neboshi dayori