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 育児最中 雑想ノート

072 三丁目の夕日
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今住んでいるアパートには、小さい子どものいる家族が大勢暮らしています。
ここ数日のうちに、出産するというお母さんもいて、このアパートに限っていえば、少子化なんてどこ吹く風です。

夕方、長男を保育園から連れ帰ってくると、同じ保育園のお隣の子と駐車場で顔を合わせます。
そして、どちらからともなく子どもたちは声を掛け合って、三輪車やミニカーを持ち出してきて乗り回したり、すぐ近くの空き地に行って虫取りをはじめたりします。

すると、通りを歩いていた近所の親子連れも、駐車場の子どもたちの遊ぶ姿を見て、
「何処まで散歩につきあわされるんだろう?って思っていたら、お友だちが遊んでいて助かった〜。」
と、仲間に加わってきます。

次々に仲間が加わって、上は四歳から、下は0歳まで、一緒になって遊んでいると、時々はケンカになってしまったりもするけれど、それもいいのです。
お互いに知り合っている中なので、ゆっくりケンカの推移を見守ってあげられるので、だんだん子どもたちも友だちづきあいが上手になり、仲良し度もUPしていくというわけです。


西岸良平さん原作の「三丁目の夕日」という漫画がありますが、子どもたちの遊ぶ姿を見ていれば、昭和の初めのころを描いた漫画の舞台が目の前にあるような気がしてきます。



    



そんな子どもやお母さんたちに混じっている僕を、ベランダで眺めていた妻が、
すっかりお母さんたちや子どもたちに溶け込んじゃってるねえ。
と、感心してくれてました。

それはそうです。
お母さんがいないときに、不用意に大きな声を出しまくると、長男はすねてしまうし、次男は 「ママ、いない。 ママ、いない。」 と寂しさをあらわにするのです。

大きな声をひかえて、穏やかに話をするようにしていれば、息子たちはおびえることも、寂しがることもないし、近所の子たちはまとわりついてきてくれるし、お母さんたちも自然に話しかけてきてくれるし、言うことないでしょう。

なんてったって育児休暇おとな化計画中なのです。

(2006.10.13)


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北の子星だより
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