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014 おばあちゃん
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3月6日、朝、祖母が亡くなりました。
娘である母に看取られて、静かに息をひきとりました。
88歳でした。

祖母は、一昨年の9月20日にくも膜下出血で緊急入院し、それ以来意識がもどらず、1年半近く入院したままでした。

くも膜下出血は、脳に血液を送る大事な役目を負っている動脈に動脈瘤ができ、それが切れて、大量出血してしまう病気です。
くも膜下出血には、五段階あるのだそうです。
比較的軽度の一段階目から、死亡がほぼ確実の五段階目まで。

祖母は、お医者さんの説明では、五段階目にあたりました。

しかし、若いときから苦労をしてきた世代の体は、本当に丈夫です。
一命をとりとめた祖母は、意識はないけれど、内臓はとても丈夫で、体はとても力強く生きている。
家族は、そんな祖母が少しでも気持ちよく過ごせ、休むことができるようにと看病してました。
娘である母も、息子であるおじさんたちも、本当によくやっていた。

しかし、1年半。
意識もないままで、自由に動くことも話すこともなく、眠り続けていた祖母のためにも、楽になれて本当によかったと、ほっとしました。

子どもの頃から、本当にかわいがってくれたおばあちゃん。
もう会えないし、話をすることはできなくなってしまったけれど、楽しい思い出がたくさんできたことに感謝です。

88歳と長生きし、よくがんばって生きてきました。

(2006.3.10)

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北の子星だより
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