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平日は仕事に忙しがって、なかなか子どもとゆっくり過ごすことができないでいるが、今日は日曜日。
30度を越す残暑の厳しい毎日が続いていたが、久しぶりに朝から涼しい風が吹いて気持ちよい天気だったので、朝食を食べてすぐに子どもと一緒に公園散歩に出かけることにした。
目的地は上田公園。
着いてみれば子どもたちでいっぱいで、やはりというか、お父さんの姿も多い。
すべりだい、ブランコ、シーソー、どの遊具も大賑わいだ。
その中でも妻からジャングルジムは、最近喜んで遊ぶよと出がけに聞いていたので、比較的静かな場所になっていたジャングルジムに真っ先に向かった。
なるほど、歩きはじめて1ヶ月になる我が子は、鉄棒につかまりながら、大人が易々とは入れないその中を行ったり来たりと自在に歩き回って大喜びです。
中は通路が入り組んでいて、1歳になろうかという子どもにとってはジャングルジムは迷路のよう。お気に入りの場所になったジャングルジムの中で、いつまでもぐるぐる、ぐるぐる歩き回っています。
親になってつくづく思うのは、のんびりと過ごせる空間が街の中には必要だということだ。最近、上田駅前には駅ビルが新たに建てられ、大規模な再開発が進められているが、それは地域の人々が本当にほしいものなの?必要なものなの?と疑問に思わないではいられない。山に囲まれた長野県とはいえ、都市化された環境を日々の主な生活の場としていると、木やごろごろ寝転べるような草っぱらで遊べる自由な空間がほしくなってくる。子どもをはじめ、人々がゆったりと過ごせる居場所をつくることのほうがよっぽど大切だと思うのだが・・・。
たっぷり公園で遊んだ休日は、仕事に疲れて帰ってくる平日とちがって、我が子が父親にべったり甘えてくる、なんとも幸せな一日になります。
(2003.09.14)
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