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 オープンシステムの家づくり  〜 Construction 〜

059 いよいよ地鎮祭
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新潟県中越沖地震は、とてもショックな出来事でした。
新潟の海は長野県の人が大勢訪れる海。
昨年は、柏崎原発の近くの海水浴場に遊びに行っていたので、人事とは思えません。

地震による原発の事故が大きく取り上げられていますが、うちはとりあえずオール電化は考えていません。
あれって電気料金の安い深夜電力のメリットを生かそう、というものだったりするのでしょうが、原子力発電所で24時間発電される電気を無駄なく使うという目的もあるという話を聞いたことがあります。

電力にすべてを頼らない生活を、とはいっても何かしら電気は使わなければ生活できないようになってしまっているし、電気に頼らない分は代わりにガスを使うことになるので、何がいいやら悪いやら、簡単には語れないものです。
前回の話で出した 「地産地省」 ってやつをエネルギーの消費でもなんとか出来ないものかと思います。

その点、薪ストーブは優秀だと思っています。
以前にも取り上げていますが、一シーズンに使う薪の量は300束ほど。
それは、20年ほどの大きさに育った楢などの広葉樹4〜5本ほどの量なのだそうです。
温暖化で問題になっている二酸化炭素の排出も、4〜5本の楢の木の20年ほど分。
そしてそれは、近所の山に次の20年後までまた蓄えられていくことになる。
サイクルがきちんと出来ていて、里山ってかなーり優秀なのではないか、と思います。
(手間隙もかなーりかかってしまいそうなのですが・・・)




さて、設計の段階がほぼまとまり、いよいよ工事に着工できる段階になってきたので、設計管理をしてくださる設計士さん、工事管理をしてくださる建築士さん、それから家をつくることを考え出した当初から職人の紹介、手配の相談にのってくださっている材木屋さんに来ていただき、8月19日に地鎮祭を行いました。

建築士さんに用意するものリストを作ってもらい、前日までに神様にご奉納する尾頭付きの鯛、清酒、お米、お塩、野菜3品、果物3品、お菓子3品を用意しておきます。

野菜、果物はおばあちゃんがつくった手作りのものです。
そういったものの方がなんだか心がこもっていていい気がしてきます。

それから、竹5本。
これは、当日の朝早く、おばあちゃんの竹林にとりにいってきたものです。


        


準備が出来ました。
いよいよ、一生に一度あるかないかの地鎮祭の始まりです。

わくわく、ドキドキしてきます。

神主さんがお祓いをする仕草、祝詞をあげる様子がものめずらしくて、息子たちの目はまん丸に大きくなってきます。
そして、きょろきょろしてばかり。
刈初め(かりそめ)の儀、穿初め(うがちぞめ)の儀といって、お父さんや設計士さんたちが、
「えいっ!!」
と気合を入れて鎌入れや鍬入れをしたときは、
「かっこいー」
の大絶賛。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)といって、神主さんから玉串をもらい、それを神前にささげて二拝二拍手一拝をするときも神妙な顔つきでがんばっていました。

しっかり神様にご挨拶できたかな。

(2007.8.19)


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