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■ オープンシステムの家づくり 〜 Image & Plan 〜
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046 敷地の観察 D 素人の地盤調査ですが ・・・ |
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もともと田んぼだったという場所に家を建てるにあたって、地盤は大丈夫なのかと心配になり、市役所の建築指導課に問い合わせたが資料はないということをつげられてしまったので、その2。
建物を支える地盤の強さを 「地耐力」 というそうです。
この地耐力。
建物を建てたときに安全に支持できるだけの強さを地盤に見込めるか確実に判定するには、しかる業者に地盤調査をしてもらい、調査結果から客観的に地耐力を推定してもらうことになるかと思うのですが、本当に地盤調査って必要なのかしら???という気がしないでもありません。
そこで次のような方法で、地盤の様子を自分で観察してみることにしました。
@ 長さ1mほどの鉄筋を地面に刺してみる。
ずぶずぶ するすると突き刺さっていってしまうようなら、非常に柔らかい地盤
だということがわかります。
A スコップで深さ30cmまでの穴を掘ってみる。
容易に掘り進めることが出来れば、柔らかい地盤
力を入れて掘り進めるようなら、中ぐらいの硬さの地盤
足で強く踏んで掘り進めるようなら、硬い地盤
つるはしを使って掘るようなら、非常に硬い地盤
というように、鉄筋とスコップで5段階に評価していきます。
B 表層の土は埋め土で、20cmほど掘ったら粘土層が出てきた、というように土
も深さで変わっていきます。
もしかしたら廃材が出てくることもあるかもしれません。
注意深くその様子と、深さによって硬さがどう変わっていくかということを観察
していきます。
C 30cmの深さまで掘ったら、穴のそこを親指で押してみます。
親指ばかりか拳も押し込むことがでてしまうときは、非常に柔らかく、極端に
軟弱な地盤
ほどほどの力で親指を押し込めれば、柔らかい地盤
力を込めて親指を押し込めるようなら、中ぐらいの硬さの地盤
爪を入れることが出来る程度なら、硬い地盤
親指の爪さえ入らないなら、非常に硬い地盤
というように、5段階で評価します。
D 30cmの穴の底に、鉄筋を刺してみる
地表部分は、踏み固められ、土が乾燥して硬い皮のようになり、一見硬く締
まった地盤のように見えますが、地表面から30cmも穴を掘れば、様子も
違ってきてきます。
地表部では突き刺さらなかった鉄筋が、するすると突き刺さっていくこともあ
るので、その深さを測ります。
敷地の中で家を建てようと考えている場所、9箇所(四隅とその中間点)に以上のことをやってみました。
すると、場所ごとに若干のちがいはあるけれど、おおよその傾向が分かってきました。
表層から15〜20cm下から赤い粘土層が始まります。
そのため、雨や雪が降った時に、水は下に浸透していかないので表層はとてもぐちゃぐちゃになってしまいます。
また、場所によって粘土層の湿り気が多いところと少ないところがあり、湿った場所は地盤が軟弱でした。
周辺の住民の方々のお話によると、上の方から地下水が流れてくる、そんな場所らしいのです。
何処かしら粘土層の下の硬い層にそって水道(みずみち)があるのだと思います。
地盤調査をやってもらった方がいいのかどうかも含め、設計士さんに、暗渠の施設の方法の見直しと盛り土の計画、それから地盤にあった基礎工事の方法を相談してみようと思います。
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(2007.3.10)
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