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■ オープンシステムの家づくり 〜 Image & Plan 〜
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029 丈夫な家を建てるために 〜土台の材〜 |
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土台に栗やヒノキ、青森ヒバはどうしていいといわれているのでしょう。
土台の話のつづきです。
家の丈夫さ、耐久性を考えると、基礎とともに土台部分はとても重要な部分であるわけですが、木でつくられる土台は蟻害や腐朽菌によって腐ってしまうということがないように考えておかなければなりません。
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土台の材料として、適しているのは栗の木だそうです。
栗の木は、針葉樹よりも成長に時間がかかり、主産地での蓄積量が減っていて、数の少ない高価な材となっています。
成長が遅いということは、重たく硬く、粘りがあるということです。
あばれやすいという欠点を家の最下層に置いて抑え込み、木の性質を上手に利用して、家の骨組みと重量を支えさせるようにするんだそうです。
また、栗の木はタンニンを含んでいるので、シロアリや腐朽菌に強く、腐りにくい性質もあるのだそうです。
無垢材をジョイントした格安の土台も生産されているそうなので、調べてみたいと思います。
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ヒバは、天然の青森ヒバが有名ですが、別名アスナロ(翌檜)のことです。
明日は檜になろう、でアスナロ、という昔話を子どもの頃聞いた覚えのある木で、檜によく似ています。
特徴は、虫や腐朽菌に強い、ということ。
特に、シロアリに対する強さは他の樹種には見られないほどで、殺菌性のあるヒノキチオールの含有量が多いのだそうです。
腐りにくく、耐水性があって湿気に強い。また、強度もヒノキと同等なのだそうです。
価格も、ヒノキとほぼ同じということです。
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そして、ヒノキ。
木曽檜が有名ですが、内部までよく乾燥していて、狂いも生じにくいという特性から、古くから建築に用いられてきた材です。
針葉樹の中では成長が遅いため、緻密な年輪はかたく、虫がつきにくい成分も含有しているので耐久性に優れ、建物の寿命に影響する柱や土台に最適なのだそうです。
土台の材料に何を使うかは価格的なこともありますが、家を支える重要な部分です。大工さんとよく相談して決めていきたいと思います。
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(2006.11.30)
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