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■ オープンシステムの家づくり 〜 Image & Plan 〜
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028 丈夫な家を建てるために 〜土台〜 |
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丈夫な家を建てるための考察、今回は土台です。
一部土の中に埋められて地上に立ち上がっているコンクリートの部分が基礎であり、土台というのはその基礎の上に渡された木材のことで、この上に柱が立っていくことになります。
西岡常一さんによると、寝かした木が水を含んだときには、その水が抜けにくいので腐りやすいそうです。
その上の柱をはじめとしたいろいろな部材にいいものを使ったとしても、この土台部分がはやく傷んでしまうようではいい家をつくることは出来ません。
では家の土台部分をつくるときにはどのような工夫を考えておいたらいいのでしょうか。
基礎と土台を密着させると、当たり前だが通気が悪く、乾燥しにくくなってしまう。
そこで基礎と土台との間に、部材を挟みこむ方法があります。
それを「根子(ねこ)土台」と呼ぶそうです。
ねこ土台に使う材料としてどのようなものがあるかというと、ヒバや栗の木、プラスチック樹脂、それから御影石があります。
この中でプラスチック樹脂は経年変化による劣化が心配なので、ヒバや栗の木、御影石といった自然素材のものが良いようです。
どの程度の配置にするか、ということですが、基礎の90〜180cm以内ごとに1個、また柱の下にも入れることになるので、かなりの数が必要になりそうです。
また、ねこ土台を設けた場合、基礎との間に隙間が出来てしまいますが、ステンレスの網を覆うようにしてねずみなどの小動物が入り込まないようにしておく工夫も必要になります。
最後になってしまいましたが、肝心の土台の材料についてです。
土台の木が腐らないように防腐剤処理を施すこともあるのだそうですが、毎日の生活をする場所に薬を使うというのはできるだけ考えたくないことです。
そこで、この土台部分には栗やヒノキ、青森ヒバが最適なのだそうです。
値段的に高くついてしまいますが、家を支える大事な部分なので、要検討です。
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(2006.11.29)
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