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御神渡り その1



長野県 諏訪湖
MINOLTA α 9 24〜85mm f9

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今年の冬は寒さが厳しく、諏訪湖が全面結氷しました。
そうすると、できるのが御神渡り(おみわたり)。
湖面を南北に縦断するように走る氷の裂け目。
暖冬の年が多くなり、5年おきぐらいにしか現れなくなってきているということで、これはぜひとも見てみたいと諏訪湖まで出かけてきました。

この氷の裂け目には、次のような言い伝えがあります。

昔、諏訪大社の建御名方命(たてみなかたのみこと)には、八坂刀売命(やさかとめのみこと)というお妃がいました。
二人は仲がよく、村の人たちからも慕われていたけれど、南のほうの暖かい海で育ったヤサカトメは、諏訪の寒さがにがてでした。そこで、冬の間だけは、向こう岸の下諏訪で過ごすことにしました。
あとに残されたタケミナカタは、すぐに寂しくなってしまい、次の日から暗くなるのを待ち、こっそり舟を出してヤサカトメに会いにいくようになりました。

                                                  つづく