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 育児最中 雑想ノート

102 戸石城登山
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今年のNHKの大河ドラマは、ご存知 「風林火山」 。
武田信玄(晴信)に仕えた軍師、山本勘助に夢中になってしまい、毎週欠かさず見ています。
勘助は実在しなかったのではないか?なんて話もありますが、そんなことはさておいて、信州を舞台にして歴史上有名な人たちが活躍しているってだけで、見ているこちらは血が騒いでしまうのです。

で、土曜日の保育園が休みの日に登ってきましたよ、戸石城に。
二人の子どもを連れて。

20日放送の風林火山に、村上義清が初登場しましたが、この戸石城はその村上さんの支城であり、信玄率いる武田軍との激戦地でもあります。

いつかは登ってみたい、と思っていた山城なんですが、アパートから車でそう遠くないところにあって、山好きの子どもたちを遊びに連れて行くのにちょうどよかったのです。


         


馬の背になった緩やかな山道を、虫を見つけたり、珍しい形の葉っぱを見つけたりしながらのんびり散歩。

ちょうどアカシヤの花が咲いています。
その甘い香りに誘われて、大きな熊蜂の羽音がうるさいほどでしたが、どの蜂も子どもたちなんか眼中になく、蜜集めに忙しそう。

最後に急な坂道に出会ってちょっと下の息子がくじけそうになってしまいましたが、お兄ちゃんが上手に励ましてくれ、2才と4才の息子、二人とも自分で最後まで歩いて頂上に着くことができました。
登り始めてから、子どものペースに合わせて、ちょうど1時間。
いいハイキングコースです。

 

生憎、黄砂で視界がとても悪かったのですが、よく澄んだ晴れた日には遠く富士山まで眺められるそうです。

上田盆地から佐久盆地まで、はるか遠くまで見渡せて、晴信さんがここをほしかった理由もよく分かります。
この山城の東斜面下には神川が流れ、そこから上流、地蔵峠(上田市から長野市に通じる峠道)を越えていけば背後から村上義清さんの本拠地である坂城町に攻め入ることが出来るので、地理的にも重要な場所だったのですね。

そこらへんのことについては、またちがう機会で紹介していきたいと思いますが、甲斐の虎と呼ばれた武田信玄、晴信さんもこの戸石城と千曲川をはさんで反対側の上田原で義清さんに2回負けてしまいます。
晴信さんの負け戦というのは、この2回だけだとか。
義清さんというのは、信州の英雄ではないでしょうか。

それにしてはあんまり義清さんのことを知りません。
息子たちとお散歩がてら、のんびり風林火山めぐりをして、義清さんともお近づきになっていきたいと思います。


帰りも、頂上下の急斜面だけ2才の息子が抱っこしてもらった他は、小走りで山下りをしていった子どもたち。
さぞ昼寝をたっぷりしてくれることだろうと期待して家に帰ってみれば、お父さんが先に夢の世界に行ってしまいましたとさ。

(2007.5.26)

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