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■ 育児最中 雑想ノート
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090 長い目で見て・・・ |
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さて、この写真は何でしょう?
答えは、アパートのすぐ近くの国道の脇に散らばる塩の結晶です。
雪が降ったあとには、道路の凍結防止のため塩カリ(塩化カルシウム)を散布車がまいていきます。
塩化カルシウムは雪を溶かし、その後道路がかわくと道の端には大きな結晶として残っていたりするのです。
でも、そうして目に見えるのはごく一部の塩カリの結晶だけで、あとの大部分は排水口から川に流れ込んだり、まわりの土の中にしみこんだりしているはずなわけで・・・
この塩カリ、スキー客でにぎわう菅平公園に向かう国道にはまく量が多いようで、車道と歩道を区切るコンクリート製の縁石の中の鉄筋が錆びてくさり、ぼろぼろになっている様子を目にします。
もちろん車も水洗いを頻繁にやっていないと下周りが錆びてしまいます。
そんな塩カリは、人の体をはじめ田畑の作物や他の動植物にだっていいことはないと思うのだけれど・・・。
車社会の日本の冬には、事故防止のためにも必要なことなのだろうけれど、長い目で見てそれは大地にとっていいことなのか、といつも心配になります。
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(2007.1.12)
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追記
気になって「塩化カルシウム」でHPの検索をしてみると、いろんな記事が出てきました。
専門的な内容になるので、ここでは詳しく説明できないのですが、気になることがあったので書き込みしておきます。
塩化カルシウムが路面の凍結防止になる仕組みですが、まず雪や氷がとけた水分で塩化カルシウムが溶かされ、溶液となる。この塩化カルシウムの溶液は水より融点が低く、液体のまま周りの氷、雪を溶かしていく、という具合なようです。
問題はこの溶液のph値ですが、8〜9あるそうです。
リトマス紙をつければ真っ青々になってしまうことでしょう。
キッチンハイターがまかれているのと同じ、ということなんでしょうかねえ。
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(2007.1.15)
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