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 育児最中 雑想ノート

043 お父さんは日々勉強です
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赤ちゃんの手をレントゲン撮影したら、骨が写らないって知っていますか?

骨がないわけないじゃないか。
指だって動くし、だいいち骨のない蛸のようにぐにゃぐにゃしてないよ。
と思うかもしれませんが、レントゲンに写らないのはすべて軟骨でできているからです。
軟骨は骨が成長していく部分。
赤ちゃんの成長は目をみはるほどです。

で、その手の話ですが、
先日二人の息子を両手に手をつないで歩いていたところ、長男の奇抜な動きに対応しきれなかったお父さんと一緒に次男もよろけ、転びそうになったところを手をひっぱりあげたら、腕がボキボキと鳴ってしまったのです。
普段、転んでも、頭を机にぶつけてもそうたいして泣かない息子が、ひんひん泣くのでこれはおかしいと思って整骨院でみてもらうことに。

息子を連れて行った整骨院さん、別棟の建物では柔道の道場を開いていて、先生は体が大きくて見るからに柔道家。
鍛えた体は手も大きく、指も太く、畳の上では大の大人をばったばったと投げているであろうその手で、1才4ヶ月の息子の細腕を優しくさすって触診している姿が、なんだか不思議な感じがしてきます。


そして、ひじの関節が抜けかけてしまったのでしょう、と診断してもらい、赤ちゃんの骨は、軟骨ばかりでなく、関節もまだ形が出来上がっていないために、抜けやすい形をしていると教えてもらいました。
転びそうになったときは、無意識につないでいる手をひっぱってしまうものじゃないですか?
今度からは、もっと細やかに力加減をしなければ。
いや〜これはいい勉強になりました。
(当の次男にしてみれば痛い思いをして、勉強もないものだと思うけど・・・)



勉強といえば、妻が買ってよく読みこんでいた 「 育児の百科 松田道雄著 岩波書店 」 を、僕も困ったときに読むようになりました。

          

1967年刊行と40年近く前の本ですが改定を重ね、小児科医だった松田さんの豊かな経験と医学の最新の知識を集めて書かれたもので、誕生から就学まで,子どもの個性を育てようとするこまやかな情愛と知恵にあふれた育児書です。
子育て中のお父さん、お母さんにはおすすめです。



今日、長男は保育園で初めての遠足。
おたよりが届いた4月下旬から、明日は遠足なんだよ、のくり返し。
よっぽど楽しみにしていたようです。
長男の背中にぴったりのリュックサックも用意して、お弁当、敷物、いい物袋(見つけたものを入れる用のビニール袋)などなど詰め込んで、意気揚々と保育園に行きました。

夕方迎えにいくと、息子をはじめ、保育園の友だちみんながニコニコ顔。
「お弁当、おいしそうでしょ、って何回も見せてくれたんですよ。」
と、保育園の先生。
保育園に通うようになる前は小食だった息子ですが、迎えの車の中でリュックを開き、からっぽのお弁当のふたを開けて自慢話をたっぷりしてくれました。
生まれてはじめての遠足は、とってもいい思い出ができたようです。


(2006.5.17)


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