10月17日、火曜日。
上棟二日目の作業は、昨日組んだ二階の梁を、なんとばらすことからでした。
一階、二階と組みあがるごとに、柱が垂直に立っているか確認をしながら上へ上へと組上げていくわけですが、二階の柱がわずかに垂直にならなかったのだそうです。
その原因というのが二階の梁の長さにあるとかで、一旦すべての梁をはずしてその場で調整、加工しなおしてから、再び組んでもらいました。
ていねいな仕事ぶりがとてもうれしいです。
午前中の作業が終わったところで、上棟式。
弊串(へいぐし) を柱に立て、土台に板を渡してつくった祭壇にお米、お塩、水、酒を供え、上棟式が行われました。
(弊串は本で調べて知った名前なのですが、建築士さんにお聞きすると「へいそく」と呼んでいるそうです。)
写真の弊串は、魔除けのためのものなのだそうです。
不思議な形をしていますね。
私たちの名前、設計士さん、建築士さん、それから棟梁のお名前が書かれています。
家が完成した後も母屋にとめておき、家を守り続けてもらいます。
上棟式のあとは、庭に足場板で机と椅子をつくってお昼ごはんです。
大工さんたち、K設計士さん、Y建築士さん、設備工事もやってもらっている Iおじさん、おばさん、それから小学校4年生になるMちゃん、大学のときの恩師のW先生、そしておじいちゃん、おばあちゃんとたくさんの方々に集まっていただき、お昼を一緒に食べました。
この日のお昼は私たち施主がおもてなしをするものであり、何を食べていただけば皆さんに喜んでもらえるか悩みに悩んで、温かいおでんとお寿司にしました。
おでんは2日前から大根を煮込んで作ったもの。
大きな鍋二つにたっぷりつくったのですが、おかわりもしていただききれ〜いに食べつくしてもらいました。。
以前、 「結」 について書き込みをしましたが、家は多くの人の手を通してつくっていただくものなんですよね。
建築士さんに教えていただきながら準備をし、家造りの一行事として上棟式をむかえられたことは大変ではありましたが、いい経験をさせてもらえたと思います。
集まってくださったみなさん、本当にありがとうございました。
さて、午後の作業でいよいよ屋根の形が出来上がってきました。
屋根を二重構造にして通気層を設けてもらうため、野地板も二重にはってもらうので手間はとてもかかってしまいます。
6時過ぎ、日が暮れて薄暗くなる中、ライトアップして作業をしてもらいました。
長い一日でした。