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■ オープンシステムの家づくり 〜 Construction 〜
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066 基礎工事のはじまり |
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9月10日
「遣り方(やりかた)」 といって、建物位置の確認を基礎業者さんと建築士さんと一緒に行い、工事を始めてもらいます。
いよいよ本格的な工事の始まりです。
道路面に合わせて埋め土して土地の地盤をあげるのですが、この日は2トンダンプに2台分の山砂を入れてもらいました。
土山があっという間に重機でならされて、
「お山はどこ? お山は?」
と息子はかなりさみしそう。
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9月11日
「根伐(ねぎり)」 といってベタ基礎の底板面の範囲の地面を平に削り取っていきます。
レベルで所々こまめに図面どおりの高さ確認をして、正確に地盤面の水平を出します。
そして、その上に 15センチメートル厚に砕石を敷き、ランマーで十分転圧しながらやはりレベルで高さを確認してもらいます。
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9月12日
早朝から土砂降りの雨。
砕石を敷きならしたところがちょうどプールのようになってしまい、水がじゃぶじゃぶたまってしまっていました。
9時ごろまで雨が降っていましたが、その後はあっという間に晴れ空。
水中ポンプで水を吸い上げながら、工事を始めてもらいます。
びっくりしたのが、周りの家々の石垣から水がジャブジャブと滲みだしていること。
道路との境の側溝の割れ目からも、勢いよく噴出しています。
湿気は家の大敵。
さて、この状況をどう見るか。 う〜ん。
工事の方はというと、基礎の立ち上げ位置を赤のスプレー缶で印をつけたあと、防湿用のシートを全面にはってもらいます。
この防湿シートは、土中の水分上昇によって床下の湿度を上がるのを防ぐものです。
シートとシートの重なりは25センチメートル弱を確保してもらっています。
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9月13日
朝早く、設備屋さんに砕石面の下に二箇所、サヤ菅を埋めてもらいました。
このサヤの中に水道管を通すのです。
ヘッター方式といって、一箇所から水道菅をベタ基礎の床内に引き込み、そこから各部屋の水道口へと水道を引き回していくのだそうです。
もう一箇所は、外壁面に取り付けるガス湯沸かし器につなげるためのもの。
ちょっと気になるのは、サヤ菅を埋める際に防湿シートが大きく破られてしまっていること。
これは大丈夫?
現場監理の建築士さんに確認をしておきます。
その後、鉄筋を組んでもらいます。
コンクリートで隠れてしまうところですが、家を支えるとても大事な場所になります。
一本一本、設計図どおりに丁寧に組んでいただいています。
ベース部に組まれた鉄筋が、ぺたりと地面にくっついたままコンクリートを流し込まれないようこのような器具を入れて、鉄筋を支えて、浮かせています。
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